片田舎出身の自分にとって、自然はとても身近なものです。こうして東京の会社で働いているわけですが、週末訪れたいのは喧騒を離れた海や山。なぜ人は癒しを求めて自然の方へ赴くのでしょうか。実は、自然の中の音は、人間の心臓の音と似たリズムが発せられているらしいのです。だから、人にとって自然の中で過ごすことは癒しになるんだとか。

今回は、北海道の自然の中から発想された<COQ>の靴下たちが春の訪れを知らせてくれます。

冬眠から目覚めたい。

01.「キャンディとマイグラスの時間 ソックス」 色とりどりの花が咲き乱れる季節、春。こちらの靴下は、”キャンディを頬張りながらお気に入りのグラスに触れる、解放的な時間”を表現してるそうです。キャンディを表現したポップな配色は道端に咲く花に負けないくらい存在感を放ってくれます。そして、履き口部分はキャンディの包み紙をイメージしていて、ちょっと透けていてふわっとした履き口をスニーカーの隙間からちらっと見せてもかわいいかも。

02.「森と鳥たちの歌声 ソックス」 花が咲くと、鳥たちも花に連れられて木々に留まっています。この靴下には何匹の鳥が留まっているのだろう?そんな空想を膨らませてくれる「森と鳥たちの歌声 ソックス」は商品名の通り、鳥たちの合唱が聞こえてきそうです。ところどころ混じっているキラキラの糸がより華やかさを演出してくれています。

03.「蔦と凪の夢 ソックス」 冬の暗い太陽も、春になると温かく上から照らしてくれます。ストライプの模様は、川辺に蔦(ツタ)の影がゆらゆら映っている様を描いています。地の部分は、ラメ糸のシースルーなのでまさに川辺に映る太陽の”光”のよう。ラメでもシースルーなので派手になりすぎず、足元をパッと明るくしてくれます。

04.「ある日 ソックス」 ぽかぽかした陽気は、何となく気持ちを落ち着かせてくれませんか?自然から街へと歩いていったある日の景色を表現したこちらの靴下は、COQの靴下ならではの自然の表現もありつつ、後ろ側には街が佇んでいて、落ち着いた表情を見せてくれます。そして、疫病退散のアマエビが隠れているのも必見です!言わずもがなコロナの世界が落ち着くことに祈りが込められています。

タイツを脱いだら靴下が大活躍の季節です。まずは手っ取り早く、身近な靴下から自然を取り入れて春に向けて気持ちを前進させてみませんか?

  • KAJIHARA DESIGN STUDIO

    KAJIHARA DESIGN STUDIO

    テキスタイルデザイナー梶原加奈子が、札幌に構えるアトリエ COQ[こきゅう]。 緑の中でゆっくりと深呼吸する時間を過ごし、ものづくりの過程にある未完の余白を味わう。 「クリエイションを呼吸する場所」としてCOQは生まれました。 そのオリジナルブランドCOQでは、日本の産地技術を活かしたテキスタイルから生み出す、 ものづくりの魅力とこだわりが込められたファッション雑貨を展開しています。 テキスタイルを通して、自然から感じる曖昧で繊細な、だけど心が揺さぶられる瞬間の高揚を伝えていきたいと思います。

Text & Photo:
上野結佳

計5名の甥っ子&姪っ子を溺愛する、CRAHUG・SNS担当。写真は甥っ子へ作った誕生日ケーキ。

Date: 2022.02.14

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