【イベントレポート】
CRAHUGセッション #3
作り手×学生で交流しました!
先日都内で開催した、作り手×使い手の交流イベント「第3弾 CRAHUGセッション」
ご来場いただいた学生の方々、ありがとうございました。 今回はご来場いただけなかった方々にも、当日の様子をお伝えしたくレポートさせていただきます。
会場は南青山にある『SUPER ZERO lab.(スーパーゼロラボ)』
「匠の技術を世界に発信するサロン型ストア」。会場内には漆器や「SUPER ZERO® 」でできたテキスタイルなど、日本のものづくりを感じられるアイテムがたくさん並んでいます。
今回は、日本の将来を担う学生さんたちに「和」の空間で日本のものづくりに触れていただきました。
01|ブランドのことを知る。
まずは、ブランドを知ることから。
創業120年の歴史がある、播州織の老舗、株式会社丸萬のブランド〈POLS〉。
POLSの大岡さんからブランドについてご説明いただきました。
〈POLS〉の特徴であるジャガード織りの工夫から、ブランド立ち上げや商品開発秘話など、普通では聞けないようなことまでお話いただきました。
ファッションについて学ぶ学生さんたちにとっては、目から鱗のお話だったのでしょう、皆熱心にお話を聞かれていてメモを取られている方までいました。
続いて、山形県米沢市の自然や暮らしの暖かさをデザインに落とし込んだストールブランド、〈nitorito〉。
〈nitorito〉の斎藤さんからブランドについてご説明いただきました。
実際に米沢織に触れて、工場での製作風景を動画で見ながら、日本の職人技術を学生さんたちに感じていただきました。生地の独特な風合いの出し方や、デザインを落とし込むまでの工程など、商品が出来るまでの苦労もお聞きし、ブランド運営というものの大変さを目の当たりにできた良い機会でした。
02|ストールに触れて、巻く。
"知る"だけではなく、実際にストールに触れて、巻いてもらいました。
〈POLS〉の冬の代名詞、モヒカンウールストール。生地と生地の間に空洞があり、頭から被るとまるでモヒカンの髪型のようになることから命名されたらしいです。面白い巻き方ができると、学生さんたちも興味津々にストールに触れていました。
大学生時代、斎藤さんご自身で各産地を巡りに巡った過程で出会った米沢産地に魅かれ、米沢で〈nitorito〉を立ち上げた背景があるとのことで、学生さんたちは自分たちの夢と照らし合わせて色々な質問をされてました。
実際に巻くことで、米沢という土地とそこで生まれたストールのぬくもりを感じていました。
03|総括
日本の作り手から見聞きしたことを、早速皆さんでディスカッション。日本のものづくりについて、熱い議論が交わされていました。グループを代表して学生さんお二方と、最後には教授から総括をいただきました。
学生さんたちからは、 「日本の良いものがまだまだこんなにあるのに知らないという状況がもったいないと感じました。若い世代にもより日本のものづくりに触れてもらう機会を多く持ち発信してもらうことで、今後の産地の未来に繋げていけるのではないかと思います。」 とのコメント。
教授からは、 「現場の方とリアルに会話できて、モノづくりにも触れることができるとても良いイベントでした。学生たちのアイデアは面白いものが多いので、今後色々な取り組みすることで日本産地の未来に繋げていきたい。」 とコメントをいただきました。
今回の様子を現場感満載の動画でお伝えしています。ぜひこちらもご覧ください。
あとがき
ファッション、日本のものづくりに対して、学生さんならではの視点でのコメントにブランドも、CRAHUGメンバーも、学生さんたちと相互に良い刺激を得られた良い機会でした。今後もCRAHUGは日本のものづくり、そしてその作り手を、使い手である皆さんに繋げていける場を作っていき、日本の産地をさらに活性化させていきたいと思います。
作り手、学生の皆さん、ありがとうございました。