傘の形は4000年ほど大きく変わっていないらしい。結局雨を凌ぐのにはこの形がベストなのかもしれない。形はそのままでも模様は?今回紹介する槇田商店の傘はすべて洋服に使われる織生地。山梨県西桂町で創業から155年甲斐絹の高い織物技術を受け継ぎ、1本1本職人が手作業で組み立てられています。織生地だからこそ表現できる繊細で大胆な槇田商店の傘。この傘が玄関にあると雨が好きな人も、そうじゃない人も雨が降るのがすこしだけ楽しみになるかもしれません。
槇田商店の傘はまず生地づくりから。着物やく絹織物など高い技術が必要な甲斐絹から始まった槇田商店、繊細な柄を表現している傘の数々もその高い技術あってこそ。自社工場で生地を織りあげた後、傘の形に合うように裁断と縫製をした後組み立てに進みます。槇田商店ではすべての傘が職人の手で1本1本組み立てられています。傘全体でひとつの柄を表現できるのは生地から組み立てまで一貫して製造できるからこそです。しかも織生地だから裏側からみてもまた違う柄を楽しめる。槇田商店の傘をいくつかご紹介します。
Stig Lindberg HERBARIUM ブルー
スウェーデンが誇る戦後最大のクリエイター、スティグ・リンドベリと日本国内トップの技術を持つ傘生地専門の織物工場、槙田商店がコラボレーションし、晴れの日はもちろん、雨の日も楽しく、嬉しく、心踊る素敵な傘が出来上がりました。ハーバリウムとは「植物標本」という意味で、1947年にリンドベリが初めて手掛けたテキスタイルデザインのひとつです。植物たちが傘いっぱいに、色鮮やかに広がり、遠くから見ても美しく、映えるデザインになっています。
KIRIEドットとストライプ アッシュブルー
Kirie ペイズリー ピオニーピンク
KIRIE シリーズ
タテ糸とヨコ糸で織りなす色のハーモニー。その美しさを、繊細でコントラストが魅力的な切り絵のように表現しました。傘だけでなく、使う人も美しくなれるように。傘を通した光は、まるでコスメのように肌を美しく整えます。KIRIEシリーズは全16色。好きなコスメや似合う服を選ぶように、あなた本来の美しさを引き出す傘を選んでみませんか?定番で人気のあるペイズリー柄を、大胆かつ繊細にあしらった1本。柄の大小により、上品で華麗な中にも、どこかエネルギッシュさを感じられる仕上がりに。
monotone 千鳥チェック ブラック
紳士傘の中で、どの世代にも人気のブラックカラーの晴雨兼用傘です。織物独自の美しい光沢感があり、角度によって柄の強弱が現れます。シンプルながらもデザインや色味の違いを楽しめる、一味違った高級感のあるシリーズです。黒とダークグレーの落ち着いたモノトーンの色合いのみで表現しているため、オシャレでありながらも目立ちすぎず、通勤や通学など普段使いに最適です。UVカット加工を施してあるので、紳士の日傘としてのご使用もオススメです。人気の千鳥柄を、遊び心を感じられるデザインで表現した1本です。
今回紹介した傘はすべて晴雨兼用。自分で使うのもいいけど大切な誰かにプレゼントしてみてもいいかも。
山梨県西桂町で1本1本丁寧につくられた傘たち。あなたの玄関を、空を、手元を、彩る1本はどの傘にしますか?